『郵便配達は二度ベルを鳴らす』
今見終わったのが、
『郵便配達は二度ベルを鳴らす』。
これまたイラストにうまく起こせればと思って。
いやーびっくりしました。
だって全然、郵便配達が出てこないんだもの。。
二度っていう意味はわかったけど、なぜに郵便配達…?
イタリア式のイキな比喩?と思って原題をチェックしたら、
元はアメリカの小説、戯曲だそうですね。
それをヴィスコンティがイタリア版に仕立てたとのことですが、
それ以前、要するにJ.ケインが小説を出版社に持ち込んだ時から
同じタイトルだったらしい。
やはりこのタイトルに違和感を唱えたスポンサーもいたようですが、
ケインの強い意向でこのタイトルが貫かれたとか。。
へえ〜。変わってるなあ。。
わたしは郵便配達夫がモチーフとして好きなので、
ちょっと期待していたんですが(笑)
『イル・ポスティーノ』を観なきゃダメってことですね。
この映画も、モノクロの美しいフィルムでした。
でもわたしにはどうも、
モノクロ映画を本気で観る情緒が欠けているらしい。
事故に見せかけるところとか、証言のシーンとか、
「こんなにアッサリ言い逃れできるものか?」
と、現代ではありえない大ざっぱさを見せられて、
つい傍観モードに入ってしまいました。
あ、そういえばモノクロ映画でも、『カサブランカ』は素敵だった。
ハンフリー・ボガード、大好きです。