『Lucia, Luis y el lobo』(ルシア、ルイスと狼)

あいかわらず出張お仕事中。
今日はミッドタウンでPC開いてます♪

入稿も無事おわり、ひとまずホッとしたところ。
デザイナーさんから連絡をもらって、
「とても素敵な作品!」といってもらったので嬉しかったです。
がんばった甲斐があった…。

今月、というかここから来年2月の個展くらいまでは、
多分ほとんどノンストップな感じです。
やはり冬場にピークが来るのは毎年恒例みたい(汗)。

そんな中、吉祥寺のバウスシアターでやっていた
『アニメーションズフェスティバル2010』にいってきました。

世界のショートアニメがピックアップされた上映会で、
長い列と立ち見が出るほどの盛況ぶり。
関心の高さを伺わせました。

有名なところだと日本の『頭山』。
落語と身近な人間の心理をテーマにした作品でした。

一番印象的だったのは、
チリ発の「Lucia, Luis y el lobo(ルシア、ルイスと狼)」。
Lucía, Luis y el lobo
by Niles Atallah, Cristobal Leon & Joaquin Cociña

少女と少年の幻想的な独り言の世界が、
狭い部屋の中でめまぐるしく展開されて行く作品なんですが、
これがスゴかった。

生きた人間とは思えない(たぶん死んでいる)子供のささやき声、
壁をキャンバスに広がっていく絵。
人間の顔であったり、真っ暗な森であったり、
窓を通り抜ける人影だったり。
田舎に潜む闇と子供の隠し持つ気まぐれな殺意が絡み合い、
息苦しくなるような恐怖を醸し出していました。

個人的に本来ホラーとか心理的に圧迫感を受ける映画って
苦手なんですが、このフィルムは別。
ただやみくもにキャーキャー叫ばせようとする暴力的な商業映画とは違い、
なんといっても映像が美しく、品がいいというか。

全然違う国の作品でありながら、
自分の体験とまったく異質とは言い切れない、室内の情景。
子供の頃って、一度怖いことを考えはじめるとどんどん恐怖が広がって、
夜がいつまでも終わらないような感じがしたものです。

いや〜。南米っていいですよね。
最近そう思うことが多いかも。

バロック的なスペインやポルトガルのカトリック文化の名残と、
生命力あふれる郷土信仰の融合が、独特の強さと暗さを生み出すんでしょうね。
あっちの太陽の光と影って、まさにそんな感じです。
ラテンアメリカがムショーに明るいと思ったら、大間違いですよ〜。

自分の作品世界にも、こういう闇の部分をどんどん入れて行きたいな、
と最近思います。
いや〜いろいろやりたいことがいっぱい。

上述のフィルム、YouTubeで観ることができます。
(うおっ、リンク貼ったら一番コワいところが出てる〜〜)

Lucia

Luis


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