ジロでの事故。GW後。
おとといのジロ・デ・イタリアで、
選手の中から15年ぶりの死者が出てしまいました。
下りを走行中に縁石にペダルを取られて落車、
26歳のウエイラント選手が帰らぬ人となりました。
昨日は通常のレースは中止、ニュートラルステージとなりました。
勝敗を争わずに、弔いのために全選手がコースを完走するステージです。
上はウエイラント選手を亡くしたチーム・レオパードのゴールシーン。
友人として、同じコースを走る自転車選手として、
衝撃は計り知れないものだったでしょう。
打ちひしがれた沈痛な面持ちで肩を組む姿が印象的でした。
見ている私も、このゴールシーンでは言葉を失いました。
突然の死、しかも観戦中に事故の中継を目撃したこともありますが、
どういうわけか、地震の時の気持ちがオーバーラップしました。
GW後は被災地支援に向かう人も少しずつ減っているようで、心配です。
雨も続いて、心細い日が続いているでしょう。
わたしたちは普通に生活していて良いのでしょうし、
美味しいご飯を食べに行くことも、映画を見ることも、買い物をすることも、
誰かを助ける活動のひとつには変わりありません。
心おきなく、今ある日常的な幸せを甘受しながら、
被災している方々への小さな気遣いを、いつも忘れずにいたいと思います。
嬉しいニュースも。
FIFAの発表によると、ブラジルとドイツのOB選手を中心に、
震災支援のためのサッカーチャリティーマッチを開催してくれるそうですね。
海外の人は来日を避けている人もいるのに、
横浜で、というのがまた嬉しい。ジーン。
海外からの心遣いっていうのも、日本人としてやっぱり心強いものです。
人間って、思いやってもらえるだけで、
元気になれる生き物なんだよなあ、とつくづく思うのです。