個展を振り返って、その6。紙の話。

前回画材と技法のお話をしましたが、
その続きで、今気に入っている水彩紙について
ちょっと書きたいと思います。

これまでなかなかしっくり来る水彩紙に出会えず、試行錯誤を繰り返してきた私。
それが今回、自分的には運命的とも思える紙に出会ったのですよ。。

その名も、モンバルトルション(MONTVAL TORCHON AQUARELLE 270G)。
モンバルといえば、キャンソン紙などでお馴染みの紙メーカーですが、そこが出している荒目の水彩紙です。
検索すると同名のインクジェット専用紙が出てきやすいので、ご注意を。

ゴツゴツしてるのに滑らかなサーフェイス。鉛筆で細部を描き込むのも楽だし、程よい分厚さがあって質感もいい。破ると裂け目がパリッとしていて、コラージュにもいい表情を作ってくれるのです。色は明るい白で絵の具の色映りも鮮やか。吸い込み過ぎず、弾きすぎず。ジェッソのノリもいい。
カラッとしたヨーロッパの秋のような紙、といいますか…。
フランスの紙なんだから当たり前といえば当たり前ですが、さすがアイデンティティの強さというか、芯の強さを持っている紙、という印象です。

しかも値段が格段にお手頃。
文句無しじゃん!

…と思いきや、ここで大問題が。何だと思います?

サイズです。なんと、B4位までの大きさしか売ってない。
というか、バラ売りしていないのです。趣味的なスケッチブックに綴じられたもの(トップ画像)しか、日本では販売していません。

なので今回の個展でトルションを使った絵は、どれも小さいです。

今後、絵本の原画などでもぜひ使いたいと思い(絵本原画は最低A3は必要)、
日本の代理店(マルマン)に問い合わせてみました。
すると、製造元のフランスでは全紙サイズを取り扱っている模様。
取り寄せ可能か確認してくれるとのお返事を頂いたきり音沙汰がない…と思ったら、モンバルが夏休みに入ってしまい、連絡が取れないとのこと。。夏休みって、まだ6月じゃん…と呆れつつ待っていたのですが、8月に入っても返事が来ない。

こら、フランス!休みすぎだよ(怒)!

とはいえ、常日頃から紙や画材ではフランスのお世話になっているので、口が裂けても悪口なんか言えないのです。(言ったところで向こうは痛くも痒くもないしね)

返事が来たら、またお知らせしますね(^ ^;;)

次回からは、それぞれの作品について、
コメントを少しずつ入れたいと思います。


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