Work: 教育芸術社「小学生の音楽4」イラストを描きました。

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小学校4年生向けの音楽の教科書で、見開きのイラストを描きました。

「ペールギュント第一組曲からー山の魔王の宮殿にて」
音楽が表している様子を思い浮かべかべながらききましょう

音楽が表している様子を思い浮かべかべながら聴くーおもしろい企画ですよね。
音とビジュアルーしかもイラストレーターの描いた空想の世界を、子供たちに一緒に見てもらいながら、彼ら自身の想像力をまた違った方向に広げてもらおう…という意図のようです。

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文部省認定教科書「小学生の音楽4」
教育芸術社

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以前、国語の教科書の「ミニギャラリーの解説員になろう」というページでイラストを担当させていただいたのですが、こちらと少しイメージが近いかもしれません。国語の授業の中で、こどもがそれぞれの想像力を広げる時間を持ち、さらにそれを人に伝えたり、批評しあったりする。

「ミニギャラリーの解説員になろう」
学校図書刊・平成27年度国語教科書(4年生)

よく言われる話ですが、日本人は自分の考えを筋道立てて人に説明するのが苦手です。わたし自身もその一人ですが、その原因のひとつに、教育制度の問題もよく挙げられます。

ドイツでは、小さな子供たちがクラスで先生とともに政治の問題まで話し合う時間まで持ったりして、自分たちの意見をのべる機会を持つようです。先生の目的は、「人によっていろんな意見がある、ということを子供に理解してもらう」ことだとか。

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すこし話が外にそれてしまいましたが、絵や音楽のような抽象的な話題だと、人に自分の思うことを伝えるのがさらに難しくなります。形もないし、何か目に見えて変わるわけでもない。そもそも、うまく伝わらないから絵や音楽になっちゃうわけで(笑)

それでも、自分の中にうかんだもやもや〜っとした情景やイメージ、感情や印象を、なんとか伝えようとする。するとそれが、自分を知る第一歩になるんですよね。人生観や価値観、哲学にまでつながってくる。芸術のすばらしさって、そこにあると思います。

わたし自身、この仕事をいただいた時、題材であるグリーグの曲を何度も聴きながら絵のイメージを作りました。グリーグがイプセンのオペラのために書いた組曲で、1875年に完成したものだそうです。誰でも一度は必ず聞いたことがある!と思います。

音源「山の魔王の宮殿にて」

Wikipedia 「ペールギュント」詳細

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不吉な感じで始まり、だんだんペースが上がってきて、ゾクゾクしてきます(笑)
絵と一緒に楽しんでいただけたら、嬉しい限りです^ ^