Yo-yo Ma(ヨーヨーマ)とシュターツカペレ・ベルリンのコンサートへ。

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先週、チェロ奏者Yo-yo Ma(ヨーヨーマ)とシュターツカペレ・ベルリン(ベルリン国立歌劇場オーケストラ)の演奏を聴きに、ベルリンフィルハーモニーホールへ行ってきました。

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演目
ドヴォルジャーク:チェロ協奏曲 B minor op.104
エルガー:交響曲第二番

クラシックは詳しいわけではないのですが、子どもの頃ヴァイオリンやブラスバンドでのクラリネットをやっていたこともあり、ちょこちょこ親しんでいました。ヴァイオリンをやっていながら、音が好きなのはピアノとチェロ、という矛盾(多分自分の音が酷すぎたため、ヴァイオリン恐怖症に 笑)。

というわけで、一度ぜひ!聴いてみたいと思っていたヨーヨーマ。ステージに出てくると、なんともユーモラスで明るいキャラクター。素敵なオジサンでした。

ヨーヨーマは、一曲目の協奏曲のみでのソロ出演だったのですが、いや〜すばらしかったです!とにかく力強く、エネルギーと前向きな空気が客席にジンジン伝わってきました。運指も正確だし、弓さばきも軽い(当たり前か 笑)。もうすべてがあまりに自然で、チェロがヨーヨーマの体の一部のように見えるくらい。

髪を振り乱して弾くかと思うと、オケに演奏が移っている間はニコニコしていたりして、これまたお茶目。なんだかグッと心を掴まれちゃうキャラクターで、彼が世界から愛される理由がよく分かりました。

チェロ、わたしも実は数年前一度、3か月だけ教室に通ったことがあるのですが(短い!)、結構これが大きくて、弓を弾ききるのも弦を押さえるのも大変…という印象だったので、あんなに軽々とあの楽器を弾いている人を見ると、改めて尊敬。。あーすごかった。

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もうひとつぜひ書いておきたいのは、ベルリン国立歌劇場楽団(シュターツカペレ・ベルリン)の演奏について。これがもう、すばらしかったのですよ。あの有名なベルリンフィルとは違う楽団ですが、こちらも伝統ある古くからの楽団で、プロイセン王立宮廷楽団として1742年に設立されたのが始まりだとか。

シュターツカペレ・ベルリン

長年この楽団のマスターを務めてきた指揮者のダニエル・バレンボイムも有名な方。この人のおかげなのか、オケのレベルが高いのか……いや多分その両方、ということなのでしょう。すべてが自然で、力強く、呼吸するように心地よく耳に入ってくるのです。指揮とオケの息が合っていて、皆さん演奏しながら、右に左によく動く。そういううねりがホールを包んで、まるでひとつの大きな生き物を見ているようでした。

演目も良かったのかも。二曲目、エルガーの交響曲は初めて聴いたのですが、ファンタジックでドラマチックで、どーんと目の前にヴィクトリアンな世界が広がるような曲で、心がぱっと解放されるような楽しい気持ちに。去年まで住んでいた、大好きだったロンドンのにぎやかな風景が次から次へと頭に浮かんできて、胸がじーんとなりました。

そうそう、一曲目の演奏で終わったはずのヨーヨーマが、なぜかチェロ奏者たちに混じって(しかも一番後ろの席)神妙な顔で演奏していたのにも笑いました。もはや先ほどまでのオーラはどこにもなく、普通のオジサン 笑。最後まで彼の存在に気づかなかったお客さんも多かったらしく、演奏後の挨拶で盛り上がっていたのも楽しかった。

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クラシックのコンサート、というとわたしは今まで結構緊張して聴いていたのですが、今回は心がウキウキするような、楽しい経験でした。もう、すっかりシュターツカペレのファンです。ベルリンの人に音楽が愛され、演奏者たちが集まってくる理由がよく分かる気がしました。

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エルガーはバレンボイムの十八番でもあるらしく、iTunesでもCDを見つけたので、帰って即買いです。

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Elgar: Symphony No. 2, Op. 63

こんなリンクも見つけました。星5つ付いてる。やはり評判よいのですね〜。
「エルガー:交響曲2番 バレンボイムとシュターツカペレ・ベルリンの勝利」(ガーディアン紙/英語)

4月はなんと、ベルリンフィルと小沢征爾さんのコラボを聴きに行ってまいります。初ベルリンフィルにドキドキ。楽しみです。