Paperback version published -「愛の本」がちくま文庫に

2004年に出版された単行本「愛の本」が、このたび筑摩書房より文庫になってうまれかわりました。

「愛の本」(ちくま文庫)

ー他者とのつながりを持て余すあなたへ

菅野 仁 (著), たなか 鮎子 (イラスト)

ちくま文庫「愛の本」詳細はこちら

内容紹介
入手困難だった幻の名著、文庫化! !
他人との〈つながり〉はどう距離をとり、育んでいけばよいのか。名著『友だち幻想』に向って著者が考え続け、優しくつづった幸福のデザイン。

「この本を手にとってくれた君が、自分以外の人間や身の周りの世界に対して、ゴツゴツした岩みたいなよそよそしさを抱いているとしたら、そんな感覚から自由になれる考え方があることを知ってほしい。…自分を取り囲む世界と多少なりともなめらかにつながっていけるイメージを持ってくれたらいい…」。名著『友だち幻想』へと続くテーマを、やさしく深く語りかけるようにつづった「幸せ」のデザイン。

2016年に早逝された社会学者の菅野仁先生。今回文庫になったのを機に改めて読み直しましたが、本当にすばらしい内容です。人間関係に悩む子供たちや、私たち大人が、一歩引いて自分の立ち位置を見つめ直すのにきっと役に立つのではないでしょうか。

当時のPHPエディターズグループの担当の方から「文章とはまったくちがう絵を自由に描いてほしい」という要望をいただいて、私なりの物語を数十枚の挿絵として描きました。ちくま文庫にも、そのまま使っていただいています。あこがれのちくま文庫に名前を連ねさせていただけるなんて、本当に光栄。菅野先生のおかげです。

菅野先生、とてもお優しい方で、またお互いに仙台にゆかりがあったこともあり、出版当時はご飯ご一緒させていただいたり、いろいろな思い出がよみがえります。

ぜひたくさんの方に手にとっていただきたい一冊です。