About ayuko

AYUKO TANAKA たなか鮎子 絵本作家、イラストレーター。ピコグラフィカパブリッシング&デザイン(SayulaTechnology Japan株式会社内)主宰。 1972年生まれ。ベルリン在住。 ロンドン芸術大学チェルシー校大学院修了。デザイン会社勤務を経て、個展を中心に活動中。2000年ボローニャ国際児童図書展の絵本原画展入選。 おもな絵本に『かいぶつトロルのまほうのおしろ』(アリス館刊)、『フィオーラとふこうのまじょ』(講談社刊)、『うらしまたろう』(文/令状ヒロ子 講談社刊)、『マルーシカと12の月』(文/かんのゆうこ 講談社刊)など。書籍装画に『1リットルの涙』『数学ガール』『幼子にきかせたい おやすみまえの365話』など。 Ayuko Tanaka is a Visual Artist, Author and Illustrator for books and children stories. She is also the director of picografika publishing & design, a label of Sayula Technology Japan K.K. Born in 1972. Currently living in Berlin. MA degree of Graphic Design Communication at Chelsea College of Arts, University of Arts London. Bologna Book Fair 2000, illustration competition prize. Published more than 12 children's books including her own stories and illustrations, and has made illustrations for various book covers, magazines, etc mostly in Japan.

ベルリン、アートプリント事情。

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ベルリン、本日は−3度。晴天で上がって2度。さぶいです。

先日アメリカのイラストレーション協会のコンペに入選し、ニューヨークでの展覧会に作品を並べてくれるというので、額装の準備をしています。

立体作品のポスターなので、ベルリンの写真プリント専門のスタジオに行ってみたんですが、プロセスがすごい。

問い合わせメールをして、返事が来たのが3日後。ドイツ語でよく分からないので直接行ってみると、まずは予約しろと。予約して次の日にプリントできるのかな〜と思って行ってみると、データを受け取ってはくれたが、プリントの仕上がりは数日後、と。

交渉してなんとか次の日の仕上がりにしてもらったが…A4一枚プリントするのに、3日間毎日同じ場所に通うって、なんでしょうねえ。

しかも今朝はトラムが止まっていたので、マイナス3度のベルリンを40分くらい歩きました。チーン。手足が冷えきって大変です。

ちなみに、プリントをお願いしたスタジオはこちら。いろんな紙で写真を高画質プリントしてくれるお店なので、ベルリン在住のアーティストの方は、いざという時に知っておくと良いかもしれません。

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http://termindruck.com

明日プリントの仕上がりが良かったら、またご報告します。コンペの話も、また改めて!


ベルリン、二度目の秋。

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つらつら書くのは、ずいぶんご無沙汰です。

そんなこんなやってるうちに、なんともう11月。というか、11月ももうすぐ終わりそう。ホントに時間の経つのが早い。

夏にこのブログ、サーバの事情からアドレスを変えたのですが、それから来て下さる方々がちょっと減ってしまいました。10何年使っていたアドレスですから当たり前といえば当たり前なのですが、個々の記事の検索キーワードやリンクも切れてしまって、もーかなり残念。

ま、やってしまったものは仕方ないので、ここは前向きに逆の発想♪  この機会に、アホで気楽なつぶやきでもちょくちょくUPしていこうかな〜と思っています。

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気がつけば、ベルリンで過ごす二度目の秋です。この頃は夕方4時すぎには暗くなるし、秋のベルリンは、結構気が滅入ります(*_*) 木々の紅葉とか、自然の美しい姿を見られるのはすごく幸せな事なんですけどね。。

その分、制作には身が入るのがありがたいところ。夜10時まで明るい夏と違って、気が散らない。ビール飲みに行きたいな〜という誘惑も少ない(ゼロではないけど)。
そんな訳で、制作に没頭している今日この頃です。

おっと、電車が駅に着きました。また書きます^ ^


「死者の日 Day of the Dead 2016」展に参加しています。

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メキシコの死者を迎えるお祭りにちなんだ「死者の日ーDia de Muertos」展に参加しています。40人以上の作家さんの素敵な作品が並び、とてもにぎやかな展覧会となりました。

ギャラリーハウスマヤ「死者の日 Day of the Dead 2016」展

わたしは今回、立体作品を出品しています。タイトルは”Kontakt”(コンタクト)。生まれ変わろうとしている死者と生者が手紙を交わす、そんな場面を描きました。

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ウエブサイトにも、画像をいろいろUPしています。
よろしければぜひご覧ください。
http://ayukotanaka.com/day-of-the-dead

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ORDINARY連載第6回目掲載されました。「何度も読みたくなる物語とは」<前半>

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おなじみ、ウエブマガジンORDINARYさんに寄稿しました。今回で六通目。なんだか、ロンドンにきて以降、自分を振り返るための大事な記録になってきています。

かどを曲がるたびに【第6通目】「何度も読みたくなる物語とは」(前半)

今回のお題は、「物語」。わたしがとても大好きなもの。人生費やして追求したい、と思えるすばらしいもの。

だもんで、長くなりすぎて前半と後半に分かれてしまいました(笑)。今回はエッセイ前半になります。

ロンドンからベルリンにうつって、ちょうど一年になったこともあり、日常生活で思うことなどと絡めて話をしました。前半では、わたしが影響を受けた児童文学などを、後半ではわたし自身が手がけた絵本の創作秘話などを紹介しました。

こちらは、時折出かけるベルリン図書館の風景です。

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ドイツの他の写真も紹介しています。
また、後半エッセイも追ってリリースされると思います。

よかったら、ぜひぜひ読んでやって下さい!
どうぞよろしくお願いいたします。


PEACECARD 2016 TOKYO展のご案内です。

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ピースカードは、
だれでも参加できる平和のカード展として1988年に始められました。
一年に一度平和のために絵を描き、絵はがきにして送り、
平和について考える機会を持とうというものです。

わたしもカードを送りました!ドイツからのハガキ、届いてるかな。。

今回のテーマは「となりを愛せてますか?」でした。
四人の隣人がてをつなぐ絵を描きました。

四人の衣服にあるスペイン語のメッセージは、下に添えた英語のものと同じ。
メキシコの歴史的指導者フアレスの
“Among Individual, as among nations, Respects for the rights of the others is Peace.”
「個人と個人のあいだでも、国家間でも、相手の権利を尊重することこそが平和そのものである」
という意味の言葉です。

第29回ピースカード東京展
〒107-0061 東京都港区北青山2丁目10-26 MAYA2
『PEACE CARD 2015 東京展』
TEL 03-3402-9849

ギャラリーハウスマヤ PEACECARD展詳細

お近くいらっしゃる際には、ぜひぜひお立ち寄りください。


Work: 教材絵本「眠り姫」のご紹介です。

こんにちは。きょうは、教材絵本のお仕事のご案内です。
登竜館さんの月刊教材の中で、「眠り姫」のイラストを担当しました。

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「ん? 2? って、2月?」
そうです。この春発売になったもの。おしらせするのが秋って…。おそすぎですね。わたしホントダメな奴ですね、あいかわらず。。

登竜館さんは「石井方式」という、オリジナルの幼児教育のメソッドを推進している教育出版社で、とくに漢字をふんだんにつかった読書や読み聞かせなどに定評があります。ごらんの通り「眠り姫」のタイトルも、全部漢字ですよね。もちろん、子供さん用のテキストなんですよ。

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残念ながら市販の絵本でなく、アマゾンや書店さんでご購入いただけないのですが、こちらのブログでできるかぎりご紹介を。「眠り姫」は、全8枚のイラストにまとめられています。

イラストの方。
たとえばこちらは、姫の将来を憂いた王さまが、国中の糸車を燃やさせるシーン。

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もう、いばらでモジャモジャです。。

自身のホームページに、より詳細なイラスト画像をUPしていますので、よかったらぜひそちらもご覧ください^ ^

眠り姫のページ

たなか鮎子ホームページ(トップページ)


「はだかのおうさま」が名作シリーズ絵本として発売されました。

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芸術の秋ですね。
ベルリンも、数日前からがらっと空気が変わり、すっかりの秋の雰囲気になってきました。
木々の色も、緑から黄色にかわってきているのがわかります。
秋、大好きなので心がワクワクします。

絵本発売のおしらせです。
14年に定期購買のソフトカバー本として出版された「はだかのおうさま」が、フレーベル館「ひきだしのなかの名作シリーズ」の一冊として、ハードカバー版でうまれかわりました。

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はだかのおうさま – ひきだしのなかの名作シリーズ
立原 えりか (著), 西本 鶏介 (監修), たなか 鮎子 (イラスト)
フレーベル館 刊
¥1382(税込)

Amazon詳細はこちら

フレーベル館の紹介ページはこちら

こちら「ひきだしの中の名作」は、創業110年のフレーベル館から発行される12冊の名作絵本シリーズ。以前は保育園や幼稚園で定期購買しているお子さんにしか手に取っていただけなかったのですが、今回は市販本ということで、書店やアマゾンでも気軽にご購入いただけます。

動きもよいみたいです^ ^
たくさんの人に読んでもらえたら嬉しいなあ。。

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中表紙はこんな感じ。

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カバーを取ったところにも、かわいい仕掛けが…。ひきだしの鍵穴から、おうさまがチラリ。あやしい二人組も。

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機会がありましたら、ぜひ本屋さんで手に取っていただけたら嬉しいです。
また、わたしのウエブサイトでもイラストの紹介をしています。よかったらご覧ください。

たなか鮎子Website 「はだかのおうさま」


ヘルシンキ空港にて。東京での二週間。

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二週間の東京滞在がおわり、今ヘルシンキ空港でノマド中。

皆ヨーロッパらしいのんびりした雰囲気。テーブルもデカいし人もデカい。牧歌的です。

さてさて、東京。
とっても実りある滞在でした。

打ち合わせや友達との情報交換、ふたつの展覧会の予定を組んで、久しぶりに銅版画まで刷っちゃいました。展覧会は、美術館から小さいギャラリーのものまで含めれば、10か所近く足を運び、鎌倉の禅寺で静寂と蝉の声を楽しんだり。

来年参加予定のミュンヘンの絵本研究プロジェクトの件でも、K社の編集者さんたちや上野こども図書館関係の方が、たくさん知恵を貸してくれました。メールお送りしたらしたで、皆さんポーンとボールを受けるようにすぐお返事をくださるし(涙)いやはやあの、打てば響くスピード感。

東京の良さは、あのダイナミックさだな、と思います。誰かと会えばすぐ、情報を共有したり他の会合に誘ってもらったりして、次の日からの予定も2倍に増えちゃう。気のおけない仲間とのリラックスした飲み会の中でも、有益な情報や刺激がいっぱい転がってる。

久しぶりに会った友達や家族とワイワイやれるのも楽しくて、自分って幸せ者だなあ、としみじみ思いました。

今回お会いしたみなさん、本当にありがとうございました!

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日本ならではの小さな文化のかけらに出会えるのも楽しかったな。下町の神社とか居酒屋とか、鎌倉とか。

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一方で、東京という街そのもののあり方や、人々の雰囲気などは、多少違和感を感じる部分もありました。
「あれ?」って、街中で立ち止まっちゃうような。知らないうちに、ベルリンののんびりした空気に馴染んじゃっていたんでしょうかね。

なんというか、東京の人々は、表情が全体にちょっと暗いかも。街中で何度も人とぶつかりそうになることがありましたが、にこっと笑う小さな交流とか、ほとんど無いのは寂しかったです。今更ですが、人が多すぎ…なんでしょうかね。

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あとは、新しすぎて環境になじんでいない街並みやお店が多いとか、街灯とか店のライトが明るすぎて、落ち着かないとか。。「必要かな?」という設備や広告が多すぎるからでしょうか。ああいうの、実は結構日常の心理に影響を及ぼすと思うんですよね。

便利にしてゆとりをもつつもりで作ったものに、逆に苦しめられるんじゃ仕方ない。いくつか省いて日常空間の余白を増やすだけで、きっとぐっと気持ちの落ち着きが変わってくると思うんですが。。

まあまあ、でもそういういろんな表情を持つのも、
東京のいいところ、なのかも。

というわけで、
行ってきた展覧会の情報など、また続いてUPしていきたいと思います^ ^

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12 Rooms 12 Artists @ 東京ステーションギャラリー。

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10日ほどの短い期間ですが、東京に戻っています。
台風の影響か、思ったより涼しくて助かっています。。

今日は、
12 Rooms 12 Artists 展” 開催中の、東京ステーションギャラリーに行ってきました。

ルシアン・フロイドは原画を見るのが初めてなので、ちょっとワクワク。重厚なオイルが定番のイメージだけど、今回の展示のメインはエッチング。空間、筋肉の動き、表情を生き生きと捉えたすばらしい線。

いやほんと、すばらしいんです。
見れば見るほど細かい線の躍動感が伝わってきて、さらに見入っちゃう。ペインティングもいいですが、ぜひドローイングを見てみて下さい。下地にあるのがこの線なんだな…と思うと、あの油絵の重厚感の意味も分かってくる気がします。

その他好きだった作品。撮影禁止だったので、残念ながらこちらにUPはできないんですが〜。

アンソニー・カロの台座からはみ出した彫刻。
古典的なテイストの彫刻が台座からはみ出してるのが新鮮で、おもしろかったです。小さな部屋の中央に据えられ、空間との相性もよかったし。

荒木経惟の破った写真を貼り合わせた「切実」。
破って同じ写真を貼り合わせただけなのに、そこに何か重要な謎とか秘密が隠されているように見えるから不思議。

エド・ルーシィのフォトブックTOKYO DETAILSにも惹かれました。
もとはDutch Detailsというプロジェクトだったとか。
小さい写真で語る、街のストーリー。映画のフィルムくらいのサイズの連動した写真たちと横長の紙のフォーマットの組み合わせが、手に取りたい衝動にかられちゃう。

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そして、東京駅再築後オープンした新ギャラリー。

わたしは昔からこのギャラリーが好きだったんです。
時々気持ちがせかせか、ざわざわする時に、落ち着くために行っていた場所でした。

東京駅の修復工事と共にクローズし、しばらくお休みしていたのが、最近ようやくリニューアルオープン。

新しいギャラリー、空間は相変わらず美しいけど、残念ながら以前のギャラリーより、すこーし堅苦しい雰囲気が。。

モダンなデザインと古い空間がまだ馴染んでいないのかもしれない。それとも、ただ単に、部屋係の人数が多すぎるのかもしれません。

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建物も人も、もう少し時間が経てばうまく馴染んでくるのかも。
次に訪れる機会が楽しみです。