『くすりにたよらない精神医学』新装版の立体イラストを担当しました。

『くすりにたよらない精神医学』の新装版カバーイラストとして、今年2月の小品展「コペルニクスの箱庭」で制作した立体作品を使っていただきました!

New illustration work for the cover of a book about the use of Psychiatry without medicine! The works used in the design are the same of my recent ‘Box Garden of Copernicus’ exhibition.


「くすりにたよらない精神医学[現場編] 
メンタル系サバイバルシリーズ (こころの科学増刊)
井原 裕 (監修), 斎藤 環 (監修), 松本 俊彦 (監修)
1,404円 日本評論社 刊
Amazon 詳細

展覧会は、ポーランドの科学者・コペルニクスを題材にしたファンタジーを、立体作品とストーリーで見せた展示だったのですが、わたしにとっても、初の立体作品展ということで、新しい試み満載の小品展でした。ご来場くださった装丁家の桂川潤さんから、数日後にオファーをいただいて実現した、うれしいコラボレーションです。

通常、展覧会用のオリジナル作品というのは、仕事とはすこしちがう実験的な内容になるので、普段、なかなかそのまま本の顔になるチャンスはないものだったりします。今回は桂川さんのおかげで、このようなチャンスをいただけて、ありがたい限りでした。自分にとっても、特別な一冊となりました。

ちなみに、こちらは2月の展覧会のDM。
コペルニクスの箱庭展DM

4月には、このようなストーリーブックもZINEとしてリリース。自身の主宰するリトルプレスレーベルpicografikaストアにて販売中(現在在庫切れ・18年初頭より再販予定)です。

コペルニクスの箱庭ストーリーブック

 

そして、、ここで耳寄り情報です〜!
桂川潤さん、10月20日より早稲田スコットホールギャラリーにて、装丁展を開催されるとのこと。


「桂川潤の装丁 2010-2017 <予感>を包み込む」
10/20(金) – 10/25(水)12:00 – 19:00

早稲田奉仕園スコットホールギャラリー
169-8616 東京都新宿区西早稲田2-3-1早稲田奉仕園内
http://www.hoshien.or.jp/gallery/

すばらしい装丁の数々をご覧いただけるはず。お近くに行かれる機会がありましたら、ぜひお立ち寄りください。
(詳細はこちらの記事でもご覧ください)


「桂川潤の装丁 2010-2017 <予感>を包み込む」展のご案内。

『くすりにたよらない精神医学』でお世話になった、装丁家の桂川潤さん。

10月20日より早稲田スコットホールギャラリーにて、装丁展を開催されるとのことです。


「桂川潤の装丁 2010-2017 <予感>を包み込む」
10/20(金) – 10/25(水)12:00 – 19:00

早稲田奉仕園スコットホールギャラリー
169-8616 東京都新宿区西早稲田2-3-1早稲田奉仕園内
http://www.hoshien.or.jp/gallery/

これまで、瀬戸内寂聴さんとの絵本や、裁判の本などで、何度か仕事をご一緒させていただいた、桂川さん。

本屋さんをぶらりと見ていて、はっとするデザインに惹かれて本を手に取ると、桂川さんの装丁だった…ということが、これまで何度かありました。

今回の展覧会のメインにもなっている『月の満ち欠け』もそのひとつ。静かな気品がただよう、とても素敵な装丁に、思わず足を止めて装丁家の名前をチェックすると…「あ!桂川さんだ」という。

きっと、この展覧会でもすばらしい装丁の数々をご覧いただけると思います。
ぜひぜひ、チェックしてみて下さい^ ^!


「コペルニクスの箱庭」展終了。どうもありがとうございました。

ギャラリー巷房、階段下

先週の土曜日、無事「コペルニクスの箱庭」展が終了いたしました。

小さな小さなスペースにもかかわらず、たくさんの方に来ていただいて、本当に嬉しかったです。どうもありがとうございました。

なんと言葉にしてよいかわかりませんが、今回、皆さんからすごいエネルギーをいただいた気がします。東京の人、すごい!それぞれが独自の視点を持っているのが伝わってきて、たくさん刺激を受けました。やはり、エッジの効いた都市で日々切磋琢磨しながら生きているのが東京の人なんだなあ、としみじみ。

立体作品upsidedown

東京を離れてロンドンへ行って以来、三年ぶりの展覧会。

その後ベルリンに移住し、そこで一年間作りためたオブジェたちと一緒に、東京の皆さんをお迎えすることに。初の立体の展示ということで、ハラハラドキドキだったのですが、おかげさまで、すごく素敵な一週間を過ごすことができました。

ずっと物語の絵を描いていて、いつも心の片隅にあったのは、「この登場人物たちが現実の空間に出てきたら、どうなるだろう」ということでした。彼らが形と重さを持って、わたしたちの住む空間に現れ、隣を歩き回っていたとしたら…。現実を現実としてしか見られなかったわたしたちの意識もちょっと変わり、楽しい想像力が動き出すきっかけになるんじゃないかな、と。

なので、来てくださった人があののぞき部屋(笑)に入った瞬間、「わあ〜」と楽しそうな声をあげてくれた時は、とても嬉しかったです。

会場が小さかったためか、思いがけずたくさんの方と、いつもより親密に話をすることができたのもおもしろかった。暗い部屋の隅にしゃがんで、怪しい立体作品に囲まれながら、コソコソ秘密の話…笑。ほんと、考えてみたら、なんだかすごくすごく不思議で、素敵な一週間でした。

見に来てくださる方と一緒に「空間」を共有できたのは、立体ならではの体験だと思います。

搬出後のギャラリー巷房、階段下

こちらは、搬出後の空間。ちょっとさびしい。。

……さてさて、終わってガクッとくるかと思いきや、
なぜか燃え尽きたのはクリスの方 笑。
インフルエンザにかかってしまい、今寝込んでいます。ユーは何しに日本へ?

クリスとギャラリー

 

……さてさて、
今回の展覧会のために作ったオリジナルの物語「コペルニクスの箱庭」を、4月に小さなストーリーブックにまとめ、4月18日より外苑前のギャラリーDAZZLEさんで開催される「ZINE WEEK」にて発売する予定です。また詳細をUPしてまいりますので、ぜひチェックしていただけたら幸いです!

また、来年の今頃は、青山のギャラリーハウスマヤさんで展覧会を予定しています。絵と立体、両方を展示したいと思っていますので、よかったら、ぜひぜひ遊びにいらしてください。

友人からもらった花


「コペルニクスの箱庭」展 在廊予定など。

コペルニクスの箱庭展作品

こんにちは。

昨日より「コペルニクスの箱庭」展、スタートしました!
ビル地下の、寒くて小さい会場にもかかわらず、朝からたくさんの方が顔を見せてくださって、とても嬉しかったです。

いろんなコメントや感想をいただいたり、近況を伝えあったり。
やはり東京にいると、活動的なエネルギーをびしびしもらえて、すごく励みになります。

すでに、次にやりたいことや考えなくてはいけないこと、技法上試したいことや修正点などもいろいろ頭を駆け巡っている感じ。ありがたい。

コペルニクスの箱庭展作品

展覧会は、今週土曜日の夕方17時まで開催中です。
銀座散策のついでに、もしよろしければお立ち寄りください。

在廊情報

14日(火) 17:00頃 – 19:00
15日(水) 在廊予定なし
16日(木) 17:00頃 – 19:00
17日(金) 12:00 – 14:00、17:00 – 19:00
18日(土) 終日 12:00 – 17:00

変更の可能性もございますので、お出かけ前にチェックしていただけたら幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。


「コペルニクスの箱庭」展のご案内です。

たなか鮎子/コペルニクスの箱庭展作品DM

新作の、立体作品の展覧会のご案内です。

たなか鮎子小品展 「コペルニクスの箱庭」
AYUKO TANAKA ‘The Box Garden of Copernicus’

16世紀、 地動説を唱えて世界の人々の物の見方を180度転回させたコペルニクス。
その想像力のかけらを巡る物語を、二畳半ほどの小さなスペースに立体インスタレーションとして展示いたします。

In the 16th century, Copernicus changed the people’s viewpoint of the universe 180 degrees by proposing Heliocentrism.
I will display the story made by collecting pieces of his imagination as a three-dimensional installation, in a small space of about 2 tatami mats.

2017年 2月13日(月) − 2月18日(土)
12 : 00 – 19 : 00 (最終日は 17 : 00まで)

巷房・階段下
〒104-0061 東京都中央区銀座1-9-8 奥野ビル
Tel / Fax 03-3567-8727
巷房ホームページはこちら

2畳半ほどの、とっても小さなスペース(のぞき部屋のような…)での展示ですので、この展覧会のためにわざわざお運びいただくのも恐縮……なのですが、もし銀座散策のご予定などありましたら、ぜひついでにお立ち寄りいただけたら嬉しいです。

在廊予定(※更新しました)

14日(火) 17:00頃 – 19:00
15日(水) 在廊予定なし
16日(木) 17:00頃 – 19:00
17日(金) 12:00 – 14:00、17:00 – 19:00
18日(土) 終日 12:00 – 17:00

ウエブサイトやSNSでも、在廊情報などシェアしていきますので、
よろしくお願いいたします!

たなか鮎子ウエブサイト http://ayukotanaka.com
たなか鮎子ブログ http://blog.ayukotanaka.com
Twitter @ayukotanaka
Tumblr http://ayukotanaka.tumblr.com/


Society of Illustratorsコンペに入選。NYで展覧会開催中です。

ayukotanaka-kijyo-poster

アメリカイラストレーション協会(Society of Illustrators)の年鑑コンペ’Illustrators 59’に、立体イラスト作品が入選しました。昨年、劇団机上風景さんの新作公演「海から来た人」のために制作したポスターの一点です。今年の年鑑にも掲載されるようです。

また、4日からニューヨークの本部で行われている展覧会でも作品が展示されている(ハズ)なので、もし現地にいらっしゃる方がいれば、ぜひ足を運んでやって下さい。

残念ながら今回本人は行けないのですが、額装した作品と共に景気のよくなる念を送りました 笑。今年の運気向上間違いなしです。

日時
2017年 1/4 – 1/28
(オープニングレセプション 1/6 | 6:00 pm)

場所
Society of Illustrators
128 East 63rd Street
between Lexington and Park Avenue

詳細はこちら

One of my clay illustration works has been included in the long list of Society of Illustrators competition ‘Illustrator 59’ (Advertising Category), and it is now been exhibited in their Illustrators 59 Exhibition, which is currently held in their headquarters in New York.

Here is the detail about the exhibition:

“Illustrators 59: Advertising, Institutional, Uncommissioned” Exhibition

Exhibition Dates
January 4 – January 28, 2017
(Opening Reception and Awards Presentation January 06, 2017 | 6:00 pm)

Location
Society of Illustrators
128 East 63rd Street
between Lexington and Park Avenue

More Details


「死者の日 Day of the Dead 2016」展に参加しています。

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メキシコの死者を迎えるお祭りにちなんだ「死者の日ーDia de Muertos」展に参加しています。40人以上の作家さんの素敵な作品が並び、とてもにぎやかな展覧会となりました。

ギャラリーハウスマヤ「死者の日 Day of the Dead 2016」展

わたしは今回、立体作品を出品しています。タイトルは”Kontakt”(コンタクト)。生まれ変わろうとしている死者と生者が手紙を交わす、そんな場面を描きました。

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ウエブサイトにも、画像をいろいろUPしています。
よろしければぜひご覧ください。
http://ayukotanaka.com/day-of-the-dead

video


PEACECARD 2016 TOKYO展のご案内です。

peacecard2016-2000px

ピースカードは、
だれでも参加できる平和のカード展として1988年に始められました。
一年に一度平和のために絵を描き、絵はがきにして送り、
平和について考える機会を持とうというものです。

わたしもカードを送りました!ドイツからのハガキ、届いてるかな。。

今回のテーマは「となりを愛せてますか?」でした。
四人の隣人がてをつなぐ絵を描きました。

四人の衣服にあるスペイン語のメッセージは、下に添えた英語のものと同じ。
メキシコの歴史的指導者フアレスの
“Among Individual, as among nations, Respects for the rights of the others is Peace.”
「個人と個人のあいだでも、国家間でも、相手の権利を尊重することこそが平和そのものである」
という意味の言葉です。

第29回ピースカード東京展
〒107-0061 東京都港区北青山2丁目10-26 MAYA2
『PEACE CARD 2015 東京展』
TEL 03-3402-9849

ギャラリーハウスマヤ PEACECARD展詳細

お近くいらっしゃる際には、ぜひぜひお立ち寄りください。


ロンドン芸大大学院/修了展参加のおしらせ

しかしまあまあまあ。
前回の投稿が「あけましておめでとうございます」って、あなた。。
投稿もここまで滞るとたいしたもんだ…って、いやいや感心するようなことじゃないんですが。

海外での営業の片手間に…なんて思っていた大学院、
一年間見事に翻弄させられた末、ようやく修了展までやって参りました。
あー大変だった。英語も鬼教官もアフターエフェクトも会場づくりも。

愚痴やらなにやらはさておき…こちら、ショーの詳細です。

“FRAGMENTS”

WHERE: 16 John Islip St, London SW1P 4JU
WHEN:
Private View 4th September 6pm – 9pm

Open to general public:
5th September – 11am – 5pm
7th-10th September – 10am – 8pm

http://www.chelseamagdc.co.uk/

今はとりあえずほっと一息ついているところですが、
滞っておりました作品、仕事のご紹介など、すぐにでも再開したいと思います!
修了展のために制作したアニメーション作品なども、お見せできたら嬉しいなあ。。

どうぞよろしくお願いいたします。


作品の制作プロセスのご紹介。MAYAギャラリー「DOUBLE WINDOW」

本日よりMAYAギャラリーさんにてスタートしたグループ展、 「Double Window」。

ひとつの絵の中で、ふたつの窓(枠)を使って絵を描いて下さい、そういうシンプルなリクエスト…のはずなんですが、かなりグルグル迷いました。

作品画像をご紹介する前に、ちょっとそのプロセスをご紹介。


いつも作品づくりは、小さなサムネールからスタートする。
これが一番始めのサムネール。

サムネールの人物が悩んでいる私を差し置いて、勝手に会話を始める。

右:あの作者、早いとこ決めて描き始めりゃいいのにね。
左:そうそう。本人が思ってるほど、まわりは気に留めないし。
右:常に気負いすぎなんだよね。
左:そうそう。ちなみに、なんで俺たち、体が建物なの?

それはね。題材がポール・オースターの「ガラスの街」だから。NYの物語でね。

最近読んで、大きなインスピレーションを受けた作品。
現実と非現実の境界って、どこだろう……そういう個人的な視点から出発して、バベルの塔やエデンの園、言語の起源に関わる深遠な問題にまで触れた、異色の短編小説なんだよね。オースターは前に「幽霊」を読んだことがあるけど、こちらの方が断然良かった。

「こことどこでもないところ」「意識と無意識」、必ず二人一対となる登場人物の設定のスタイルから、「Double Window」っていうテーマにぴったりだと思って…

右:なるほど、オースターのNY三部作の一つ。
左:だから緊張して、頭固まってんじゃない?
右:いつも思うんだけど、この人、自分の頭脳と題材のバランスが取れてないよね。
左:あんまりホントのこと言うなよ、可哀想だろ。。

他にはこんなのとか、

こんなのも。

右:納得いかないんだ。

ラフだと一見面白そうなんだけど、実際着彩しても乗り切れるものは意外に少ないんだよね。

左:なるほど。ということは全然着彩の方には手がついていないわけ?

いや、ちょっとだけ。描きながらどんどん変わってるんだけど。

左:ラフと全然違うじゃん…。しかも全然NYっぽくないし。
右:NYとか、どうせ性に合わないんじゃない。あんた基本ファンタジーでしょ?
左:あきらめてレトロにまとめちゃえば。見ると、おじさんも空飛んでるし。

うるさい(怒)今回はNYで渋くキメたいんだよ。
だから次はこうしてみた。

右:あ、四角くなった。
左:おじさんも歩いてるし。
右:前の方がよかったんじゃない?
左:ね。

えっ!? マジ?

左:なんか前の方が夢があったっていうか。ビルの文字とか意味わからないし…。

で、でもこれには意味があって…。
主人公のクインは、ある人物を追ってNYの街を徘徊するつうち、不思議な現実にのめりこんでいくんだよ。もはや彼にとってNYは、「どこでもないところ」になり果て…

左:じゃ、いいんじゃない。
右:ね。最後は本人次第。描いてる本人がよければいいとんだから。

やっぱ前の方がいいかな…。

右:やべ、また気にしてる。
左:めんどくさいね。俺たちも戻ろうか。
右:だね。ウイイレでもやる?……

…ということが実際あったわけではないのですが(笑)、
頭の中はだいたいこんな感じ…ということで、お楽しみ頂ければ幸いです。

次はできあがった作品画像をご紹介しますね〜。